ハンドメイドイベント帖

ハンドメイドイベント出店の原価計算・利益管理

監修:B面(ハンドメイド販売コンサルタント)分で読めます更新 2026/06/29

材料費・人件費・経費を正確に計算して利益を管理するための原価計算の基礎と、Excelや無料ツールを使った実践方法を紹介します。

原価計算の3つの要素

ハンドメイド作品の原価は「材料費+労務費+経費」の合計です。労務費(自分の時給分)を入れていない方が多いため注意が必要です。

  • 材料費:1作品に使った素材・副資材の費用(ロス分1.2倍)
  • 労務費:製作時間×時給(最低1,000円/時間を推奨)
  • 経費:出店料・交通費・梱包材などを作品数で按分

粗利と純利益の計算方法

売上から原価を引いたものが粗利です。粗利率50%以上を目指すことが持続的な活動の目安です。

  • 粗利=販売価格-原価
  • 粗利率=粗利÷販売価格×100(%)
  • 粗利率30%以下の場合は価格の見直しかコスト削減が必要

シンプルな原価計算シートの作り方

ExcelやGoogleスプレッドシートで簡単な計算シートを作っておくと管理が楽になります。

  • 列:商品名・材料費・製作時間・経費按分・原価合計・販売価格・粗利率
  • 材料費は購入レシートを都度入力する習慣をつける
  • 月次で全商品の粗利率を確認して改善する

利益を増やすための改善アプローチ

利益を増やすには「売上を上げる」か「コストを下げる」かの2方向があります。

  • 素材のまとめ買いで単価を下げる
  • 製作工程を見直して1個あたりの製作時間を短縮する
  • 販売単価を上げられるような価値付け(パッケージ・ブランディング)をする

よくある質問

Q. 材料費の記録が面倒でついサボってしまいます。簡単な方法はありますか?

レシートをスマホで撮って後でまとめて入力する方法か、材料を購入した時点でメモアプリに金額だけ記録する習慣をおすすめします。正確さより継続することのほうが大切です。

Q. 自分の時給はどうやって決めればいいですか?

最低賃金(地域の時給)を下限として、自分が納得できる時給を設定してください。最低でも1,000円/時間以上に設定しないと労働に見合った収益が得られません。

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