ハンドメイドイベント帖

海外のハンドメイドイベントに出展する方法

監修:B面(ハンドメイド販売コンサルタント)8分で読めます更新 2026/06/27

B面のことば

「海外で自分の作品を売る」と聞くと、すごく遠い話に聞こえるかもしれません。でも実際に出展した日本人作家の声を聞くと、「やってみたら何とかなった」という言葉が出てくることが多いです。言葉の壁より、最初の一歩を踏み出せるかどうかのほうが大きい気がします。

── B面(ハンドメイド販売コンサルタント・1,000名超指導)

「国内のイベントには慣れてきたけど、海外も気になる」——そういう声を、1on1でも最近よく聞くようになりました。台湾・韓国・タイなどのアジア圏では、日本のハンドメイド作家を積極的に招待するクラフトマーケットが増えています。

ただ、情報が少なく、英語や現地語での申込みが必要なため、ハードルを感じている作家さんも多いです。このガイドでは、日本人作家が実際に出展できる海外イベントと、準備・費用・当日の流れを日本語でまとめています。

1. 日本人が出展できる主な海外ハンドメイドイベント

アジア圏を中心に、日本人作家のエントリーを受け付けているイベントが複数あります。

上記以外にも、バンコクやシンガポールで開催されるクラフトフェアが増えています。まずはInstagramで現地主催者をフォローして情報収集するのが、現実的な最初のステップです。

イベント名開催地規模・特徴参加費目安
Connect-Asia 国際手作設計節台湾・台北(華山1914)15カ国以上・3日間・アジア最大級¥84,600〜(ブースA)
Pinkoi Design Fest台湾・香港・タイデザイン系クリエイター向け・Eコマース連携あり出店審査あり・要問合せ
HANDARTY Korea韓国・ソウルハンドメイド・アート特化・K-クラフト市場¥45,000〜(小ブース)

2. 出展に必要なもの

国内イベントと大きく違うのは、作品写真とSNSが「名刺」になる点です。

Connect-AsiaなどはInstagramのアカウントURIを申込時に必須提出します。フォロワー数より「世界観が伝わる投稿があるか」が重視される傾向があります。

  • パスポート(有効期間6ヶ月以上)
  • 高品質な作品写真(審査用・Instagram掲載分)
  • Instagram または 作品紹介ページ(審査の必須条件になることが多い)
  • 出展申込書(英語または現地語・主催によって形式が異なる)
  • 作品の輸送方法の検討(国際便またはスーツケース持込)
  • 現地通貨(台湾ドル・韓国ウォンなど)と換金の準備

3. 参加費・売上の扱い

費用は国内の大型イベントより高めですが、販売手数料は0%が基本です。

販売手数料が0%なので、売上はそのまま手元に残ります。日本より単価を上げて設定している作家も多く、アクセサリー類で1点4,000〜8,000円台でも売れるケースがあります。

項目目安
ブース出展料¥45,000〜¥94,800(イベント・ブースサイズによる)
航空券・宿泊¥40,000〜¥100,000(時期・出発地による)
作品輸送費¥5,000〜¥30,000(国際郵便・EMS・スーツケース持込)
販売手数料0%(売上は100%持ち帰り)
現地両替・決済現金払いが基本。Square等のモバイル決済対応イベントも増加中

4. 言語・通訳・荷物の不安を解消する

「言葉が通じない」「荷物が大変」——この2つが最大の壁ですが、どちらも対策があります。

  • 通訳スタッフ常駐:Connect-Asiaなど大型イベントでは日本語対応スタッフが会期中に配置されていることが多い
  • 現地発送サービス:EMS(国際スピード郵便)で事前に会場宛に送ることができる。壊れ物は梱包を厳重に
  • スーツケース2個以内なら手荷物で持込む作家も多い(布製・軽量作品なら現実的)
  • 価格表示は¥と現地通貨の両方で用意すると客層が広がる
  • SNSの投稿を英語・日本語の両言語にしておくと、現地での事前認知につながりやすい

よくある質問

Q. 海外出展の審査はどのくらい厳しいですか?

イベントによって異なりますが、Connect-AsiaやHANDARTY Koreaは「オリジナル作品であること」と「SNSで世界観が伝わること」が主な審査基準です。フォロワー数より投稿の質を重視する傾向があります。初出展でも通過している日本人作家は多くいます。

Q. 作品はどうやって現地に持っていきますか?

スーツケース持込み・EMS事前発送のどちらも使われています。布製・軽量のアクセサリー類はスーツケースが多く、陶器や木工は国際便での事前発送が安全です。EMS(国際スピード郵便)は日本郵便から申込めます。

Q. 売上はどうやって持ち帰りますか?

現金で持ち帰るのが一般的です。台湾ドル・韓国ウォンは帰国後に空港や銀行で日本円に換金できます。Square等のモバイル決済を使って現地で日本円決済を受け付ける作家もいます。

Q. 一人での出展は不安ですが大丈夫ですか?

一人で参加する日本人作家は多いです。大型イベントでは主催側に日本語対応スタッフがいるケースもあります。出展経験者のSNS投稿を読んでから申し込む作家が多く、「やってみたら何とかなった」という声が目立ちます。

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