委託販売・卸売を始める——雑貨店との交渉方法
B面のことば
「作家が楽しそうに販売しているものは売れそうに見える。均一に羅列しているだけで作家さんが楽しそうに見えないブースは、閑散としているように感じる。作品より先に、作家自身が場を作っている。」
イベントやオンライン以外の販路として「委託販売・卸売」があります。実店舗に作品を置いてもらうことで、自分がいない間も作品が売れ続ける仕組みが作れます。
1. 委託販売と卸売の違い
| 委託販売 | 卸売 | |
|---|---|---|
| 仕組み | 売れたときだけ代金を受け取る | 一括で買い取ってもらう |
| 在庫リスク | 売れ残りは返品(作家が負担) | 店側が在庫リスクを負う |
| 利益率 | 60〜70%が作家取り分 | 定価の50〜60%で仕入れ |
| メリット | 初回から在庫を売ってもらいやすい | 先払いで現金が確保できる |
2. 委託先の探し方・交渉方法
- 自分の作品の世界観に合う雑貨店を探す(客層の一致が大事)
- 店主に「委託販売をお願いしたい」と相談する(直接訪問が基本)
- 作品サンプル・価格表・プロフィール(作家ページのURL)を持参
- 取り分・支払いサイクル・在庫確認方法を事前に決める
3. 委託販売の契約で決めること
- 作家取り分の割合(一般的に60〜70%)
- 売上の支払い時期・方法(月末・翌月末など)
- 在庫の確認・補充ルール
- 売れ残り品の返品タイミング
- 値引き販売の可否(セール時の扱い)
- 損傷・盗難時の対応
よくある質問
Q. 委託先に断られたらどうすればいいですか?
断られる理由は「作品が店の客層に合わない」「すでに同ジャンルの作家がいる」「保管スペースがない」など様々です。一度断られても別の候補店を探しましょう。3〜5店舗に当たれば、どこかで引き受けてもらえることが多いです。
Q. 卸値の決め方がわかりません。
卸値は一般的に「定価の50〜60%」です。定価¥3,000の作品なら卸値¥1,500〜¥1,800。材料費・制作時間を含めた原価が卸値を下回らないかを確認してから設定しましょう。原価割れしてまで卸す必要はありません。
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