出店の「お金の流れ」を考えておこう
出店は「作って売る」だけでなく、お金が出ていくタイミングと入ってくるタイミングを考えておくことが大切です。これを「キャッシュフロー(お金の流れ)」と言います。
むずかしく聞こえますが、ポイントはシンプルです。
1. 出ていくお金は「先払い」が多い
イベント出店では、売上が入る前に、先にお金を払う場面がいくつもあります。代表的なのがブース代(出店料)です。多くのイベントでは、申し込みのときや開催前に出店料を支払います。
ほかにも、テーブルやテントのレンタル代、材料費、交通費・宿泊費(遠征のとき)など、当日より前に出ていくお金があります。これらを見落とすと、「思ったより手元に残らなかった」となりがちです。
- ブース代(出店料)— 申し込み時や開催前に先払いが多い
- 備品レンタル代(机・椅子・テントなど)
- 材料費・新作の仕入れ
- 交通費・宿泊費(遠征の場合)
2. 入ってくるお金は「その場で早い」
一方で、当日の売上は、その場ですぐに手元に入るのがイベントの良いところです。現金ならその日のうちに手元に残りますし、キャッシュレス決済(クレジットカード・交通系IC・QRなど)でも、サービスによっては比較的早く入金されます。
これは、入金まで時間がかかることもあるネット販売と比べたときの、イベント出店ならではのメリットです。先に出ていくお金はありますが、回収(売上の受け取り)は早い、という流れを意識しておくと、お金の計画が立てやすくなります。
3. 赤字にならないための考え方
- 出店前に「出ていくお金の合計」をざっくり計算しておく
- 「最低いくら売れば赤字にならないか」を知っておく
- 高めの作品だけでなく、手に取りやすい価格の作品も用意する
- 遠征は、交通費・宿泊費も含めて採算が合うか考える
- キャッシュレス決済は、入金のタイミングも確認しておく
4. お金の流れが分かると、出店が選べる
お金の流れを理解すると、「このイベントは出店料が高いけれど、客層が合うから挑戦する」「今回は近場で費用を抑える」といった判断ができるようになります。感覚ではなく数字で考えられると、出店がぐっとラクになります。
よくある質問
Q. ブース代(出店料)はいつ払うのですか?
イベントによりますが、申し込みのときや開催前に先払いするケースが多いです。売上が入る前に出ていくお金なので、申し込み前に金額と支払い時期を確認しておきましょう。
Q. イベントとネット販売、お金の入りはどちらが早いですか?
一般的に、イベントは当日その場で売上が手元に入るため、回収が早いのが特徴です。現金ならその日に、キャッシュレスでもサービスによっては比較的早く入金されます。入金まで時間がかかることもあるネット販売と比べたときの、イベントの良い点のひとつです。
Q. 赤字にならないか不安です。
出店前に「出ていくお金の合計(出店料・備品・材料・交通費など)」をざっくり計算し、「最低いくら売れば赤字にならないか」を知っておくと安心です。手に取りやすい価格の作品も用意しておくと、売上が安定しやすくなります。